<ブログより>
皆さまは、車が融雪剤でサビる可能性があることをご存じでしょうか。
八戸市など三八上北エリアのような雪が多くかつ路面凍結が多い地域で安全に雪道を車で走行するためには、融雪剤は欠かせません。
しかし、融雪剤対策を十分にしないと車にサビが発生してしまい、車の不調や環境汚染につながることがあります。
今回は、融雪剤のことについて詳しく! わかりやすく! そして、対策を解説していきます!!融雪剤とは??効果や成分について紹介 !
大きく2つの効果があります!
①雪を溶かす
融雪剤には雪を溶かすはたらきがあります。
なぜ?雪が溶けるのかと言いますと、融雪剤の成分である塩化カルシウムや塩化ナトリウムによって、水が凍る温度(融点)が下がる「凝固点降下」と呼ばれる現象が起きるためです。
また、雪が溶けるときに溶解熱が発生して、さらに周りの雪を溶かしていきます。
②凍結を防止
融雪剤には、路面の凍結を防止する効果もあります。
融雪剤の成分である塩化カルシウムや塩化ナトリウムによって水の融点が下がるため、気温が0℃以下でも、道路の水が凍結しにくくなるのです。車がサビる!?車への影響について
大切なお車への影響について
車がサビる!
車の大部分は金属です!!その金属部品がサビやすくなることが、融雪剤の最も厄介なところです!
融雪剤の塩化カルシウムや塩化ナトリウムを含んだ水分が金属に付着すると、金属の酸化 = サビが進行します。
冬道で道路の至るところに散布された融雪剤は、車で走行中タイヤに撒き上げられ、特にボディ下部にたくさん付着します。
融雪剤が付着してすぐに、車にサビが発生する訳ということではありません。
しかし、車の金属部に融雪剤が付着したまま長い時間放置していると、サビが発生し進行するでしょう。
サビが進行していくと、当然車の劣化が進行していくことにつながります。車のマフラーやボディー下部(下回り)の部品に穴が開いてしまう、エンジン内部のオイルやフィルターを通過する前の排気ガスが漏れ出て、車の不調や環境汚染につながってしまいます。
撒き上げられた融雪剤は、車だけではなく、道路に設置されている構造物にも付着してサビを発生させてしまうという問題を抱える一方で、融雪剤はコスト面や利便性に優れているため、多くの地域で使われ続けているのが実状です。融雪剤への対処とサビ予防!
逃れることのできない融雪剤の付着!!対処方法と影響を少しでも抑える方法をご紹介
定期的な洗車で融雪剤を洗い流す!
融雪剤が車に付着したときは、早めの洗車と定期的な洗車を心がけましょう!
融雪剤が付着してすぐにサビが発生するわけではありません。
定期的に洗車して融雪剤を洗い流し水分を拭き取れば、サビの発生を防げます。
融雪剤がとくに付着することが多いマフラーやホイール、ボディー下部は、特に念入りに洗車することが大切です。
洗車後は、十分に水分を拭き取とることも大切です。融雪剤を洗い流せても、水分が付着したままでいると細かなキズから微量の融雪剤成分を含んだ水分が侵入し、サビが発生てしまいます。
ただ、ボディ下部の水分をすべて拭き取るのことは非常に難しいです。無理なく手が届くマフラーやホイールの部分だけでも構わないので、乾いたタオルで十分に水分を拭き取りましょう。
ただし、融雪剤は皮膚に付着すると、炎症が起きる可能性がありますので、手袋や長靴、汚れてもいい服を着用してから洗車作業を始めましょう。万が一、融雪剤が皮膚に付着したときは、速やかに水で洗い流してください。
下回りコーティング
融雪剤によるサビを防ぐために、コーティングすることも効果的です。
コーティングすることで、車に融雪剤が付着しても金属部にまで融雪剤が浸透せず、錆の発生を防げます。
車の大きさやコーティングの耐用年数によりますが、コーティング費用は2万円前後です。
冬場に冷たい水での洗車作業は辛く、場合によっては水が凍結して十分洗車できないこともあります。
雪が降る前の9~10月頃に、コーティングしておくことをおすすめおすすめです!
カーパレットでは下回りコーティングを承っておりますので、気になる方は、お気軽にご相談ください♪